こんにちはオンライン英会話ENC/GNAスタッフです。

先日、天皇、皇后両陛下が、日本との国交正常化60周年を迎えたフィリピンをご訪問されました。
きっとニュースでご覧になった方も多いでしょう。

ちょうど同じタイミングでダバオに向かっていた生徒様から、
トランジットの際マニラで日本の政府専用機が見えましたとご報告もいただきました。

フィリピンと日本の国交正常化への礎を築いたキリノ大統領

 

フィリピンからオンラインで英会話レッスンを受けられるほど、昔からずっと友好関係にあったようなイメージの日本とフィリピンですが、
第二次世界大戦では多くのフィリピン人が日本軍の犠牲になっています。

戦後大統領になった第6代大統領エルピディオ・キリノ氏は、夫婦ともに大の親日家だったそうですが、
第二次世界大戦でその大好きな日本の兵士に、愛する妻と3人の子供を殺害されています。

それなのに、キリノ大統領は議会の承認を必要としない、大統領特権の特赦を適用し、日本の戦犯を日本へ帰しました。
キリノ大統領は大切な家族を奪われた悲しみ、憎しみを自ら断ち切り、次の世代のために国交を繋いだのです。

家族を奪われた悲しみを抱えて、相手に許しを与えることがどれだけ大変か、私には想像もつきません。

しかし、これほどのことをしてくれたキリノ大統領の働きかけがあって今の国交が成り立っていることを、私を含めて日本人はあまり知らないように思います。

それだけ尽力してくれた国交正常化がなされていると言えば聞こえはいいですが、私たちが忘れていいことではないですね。

 

元青年海外協力隊 ENC/GNAスタッフ里永くんのお話

 

さて、天皇、皇后両陛下もフィリピンでご交流されたフィリピンで活躍する青年海外協力隊。
実はいまオンライン英会話ENC/GNAで働いているスタッフに、元青年海外協力隊員がいます。

今回いろいろと興味深いお話をたくさん聞くことができましたので、
2回に渡ってこちらで紹介したいと思います。

今日は、青年海外協力隊のこと、現地に派遣されるまでのお話です。
①青年海外協力隊 フィリピン 里永バイク

 

ENC/GNAスタッフ 里永くん

派遣先  フィリピン・ボホール島
職種   農業協同組合
派遣期間 2013年9月~2015年9月まで

 

1、海外青年協力隊に参加したのはなぜですか?きっかけは?

 

「そもそものきっかけは中学生の頃、
姉の友人が家に置き忘れて帰った協力隊のパンフレットを見て、
現地で働く日本人の姿に憧れたことです。」

2、『職種:農業協同組合』とは、現地では具体的にどんな活動をしたのでしょうか?

「州内にある農業協同組合において組合員農家の所得向上や生活改善を目的として、
日本の農協を事例にした組合への経営指導協力をしていました。

具体的には協同組合の歴史についての情報共有、加工事業への協力等です。

ざっくり言いますと、バナナチップスやパイナップルジャムの品質を改善したり新しい味付けを開発して、
売り上げを増やして農家さんの収入を増やしちゃおうという活動です☆」
③青年海外協力隊 フィリピン 里永

大きなねぎとキュウリを持ってほほ笑む里永くん。
後ろからあたたかい眼差しで覗き込んでいるおじさまは、カウンターパートと呼ばれる、
里永くんのボホールでの生活を助けてくれる職場の同僚であり仲間であり、ホストファミリーであり父親だった方だそう。

 

3、派遣をされる前に、こういう協力の仕方をするためにこの国のこのエリアへ行きたいと申請するものなのでしょうか?

「派遣前の流れとしては、
JICA(国際協力機構)が募集要項を掲示
② 選考
③ 合格
④ 国内派遣前訓練(語学や国際情勢について)
⑤ 派遣

という流れになります。
① の段階で自分の興味のある(又は自分の経歴から応募できそうな)職種を決定します。その際3つまで希望の国を挙げることができますが、その通りの国になるとは限りません。

ちなみに僕は①フィリピン②ネパール③ルワンダの順で希望を出して、幸運にも第一希望が通りました。」
チョコレートヒルズ

ボホール島の観光名所、チョコレートヒルズ

 

4、なぜフィリピンが第一希望だったのですか?

 

「大学生の頃海外実習で行ったのがフィリピンで、
それが自分にとって初めての海外だったので特別な国だったというのが一番大きかったと思います。」
ボホール島 砂浜

「その時フィリピン人の友人がたくさんできて、いつかまた行ってみたいなと思っていました。」

ボホール島 海

「あとはフィリピンということで英語が勉強できるのではないかと思ったこと、
それと協同組合運動が活発に実施されてきた国だったので、
協同組合についてもっと知ることができると思ったから、などなどです。」
ボホール島 夕日

5、合格するまでに大変だったこと、難しかったことはありますか?
また、協力隊へ応募しようとする方に合格へのアドバイスがありましたらお願いします。

 

○合格するまでに大変だったこと、難しかったこと
親からの反対
「やっぱり『危険な地域に行く』という印象が強いのか、親からの反対がありました。
実際にはそんな危険な場所に行くわけでもないのですが、
やはり途上国と聞くと危険と感じる部分があるのかもしれません。」
ボホール島 空

○協力隊へ応募しようとする方にアドバイス

「意外と応募段階で求められている英語力は高くないですので(TOEIC330点、英検3級程度)、
たとえ語学に不安があったとしてもどんどん応募していただきたいです。

また、高度な専門知識の求められる職種と、そうでない職種があるので、
募集要項を熟読すると実は自分でも応募できるじゃん!という内容も見つかります。

もし協力隊に興味を持っていて、でも自分の経歴では応募できないのではないかと思っている方がいれば、
是非一度見てもらいたいです。
実際大学卒業後新卒で協力隊に合格する人もたくさんいますので。」
④青年海外協力隊 フィリピン 里永バイク

6、語学についてですが、現地の言葉は現地で習得したのでしょうか?

「現地の言葉は現地で学ぶ環境をJICAが提供してくれます。
国によって実施内容は違いますが、フィリピンでは3週間の現地語訓練をフィリピンに到着してから受講しました。

簡単な挨拶や文法中心の内容になりますが、あとは自分の任地に赴任した後同僚のフィリピン人に教えてもらったり、生活
していく中で自然と覚えたり、それでなんとかなるものです 。」
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今日はここまでです。
明日はこの続きで、実際赴任したボホールでのお話をご紹介したいと思います。

お楽しみに☆

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